千年に一度の巨大地震が発生し、地震・津波・原子力発電事故の三重の被災をしました。
(7月はじめ現在死者、行方不明者約2万2600人、避難者約11万2400人)
今日まで築き上げてきた技術崇拝による安全神話はもろくも崩壊し、経済優先の危うさが露呈しました。未憎悪の被災状況の中、被災された人々への支援活動は活発に行われています。「絆」を合言葉に復興に向けて社会が動き出しています。日本人の文化力の凄さを感じています。
睦和設計スタッフはコミュニティ・アーキテクトとして地域コミュニティを重視して建築の設計に努めています。
かつて、集落や民家にはその土地の生活者の知恵が盛り込まれ、生活環境と調和した生活様式が見事にデザインされていました。今日の少子・高齢社会においては、コミュニティのあり方が、生活者の幸せを左右する重要度が増しています。今回の震災で再認識した「絆」をキイワードとした心の通い合う社会、コミュニティの再生が重要です。
建築ひとつひとつの創造に際し、地域の風土・地理・歴史・文化を読み解き地域力のエキスを吸収し、住民との協同で生活の質の向上と幸せを目指していきます。